妙蓮寺内科 泊 咲江 院長 SAKIE TOMARI
2005年に高知大学医学部を卒業後、横浜市立大学市民総合医療センター・横浜市立大学付属病院に勤務。その後、秦野赤十字病院 循環器内科、済生会横浜市南部病院 循環器内科、秦野赤十字病院 循環器内科勤務を経て、2023年11月に「妙蓮寺内科」開院。(東急東横線「妙蓮寺駅」徒歩3分)
2005年に高知大学医学部を卒業後、横浜市立大学市民総合医療センター・横浜市立大学付属病院に勤務。その後、秦野赤十字病院 循環器内科、済生会横浜市南部病院 循環器内科、秦野赤十字病院 循環器内科勤務を経て、2023年11月に「妙蓮寺内科」開院。(東急東横線「妙蓮寺駅」徒歩3分)
子どもの頃に、聴診器を当てる医師を見て「命を助ける」仕事、というイメージは持っていました。大学は理学部の生物科で学び、基礎医学研究をする大学院に入って細胞接着分子の研究をする中で、それが医学においてどのように役立つのかという疑問を持ち、医学部に入り直しました。人の身体の仕組みや、研究してきたことが医療においてどういう役割を担っているのかなど根本的なことから探求したいと思ったんです。その中でも循環器がいいと思ったのは、緊急疾患を扱うところと、患者様の話を聞いて診察し、簡単な検査と問診で診断・治療できるところです。他の専門領域だと、内科で診断した後に、手術は外科になるなど役割分担が複数に分かれることがあり、それもとても大事なことですが、私がやりたいのは患者様に緊急性があるかどうかを判断し、循環器内科の自分たちで最初から最後まで患者様を見届けることだったんです。そして循環器内科専門医として基幹病院で15年勤務し、主治医としてたくさんの患者様を担当させていただきました。
私の好きな言葉に「尊敬、信頼、感謝」があります。中でも「尊敬」が一番好きですね。皆さんそれぞれのご経験を通して懸命に学ばれてきていると思うので、そうしたところに敬意を持って接するように心かげています。たとえ、自分と経験してきたことと全然違っていたり、考え方が違うとしても、頭から否定することはしたくないなと思います。お一人おひとり、それぞれの背景が何かしらあるはずで、そこに丁寧に耳を傾けることは、これまでの病院勤務の中でも大事にしてきました。
当院の主な診療分野は、「循環器・呼吸器」、急に具合が悪くなった方の「救急」、循環器疾患にも関連がある糖尿病や血圧、コレステロールなど「生活習慣病」の3つです。心臓の専門だと症状のある方が来ていただいて治療していくことできますし、すでに心臓の手術を受けられて、落ち着いておられる方は、専門的なフォロー外来も可能です。健康診断の結果を受けて、こちらで精密検査をして定期的に通っていただけます。糖尿病患者様の治療の指標となる採血については、 HbA1c測定機器を院内に設置しているため、検査同日に結果がわかって、その日から治療を開始、変更できます。先日、「ちょっと歩いただけで胸が痛い」という方が来られて、その日に検査をし、心筋梗塞だと分かったので、その場ですぐ救急車を呼んで総合病院に行っていただいたこともありました。そうした胸の症状の緊急性があるかどうか、ということも精密検査を通して分かりますので、気になる症状はどうぞご相談ください。
私が病院勤務で当直のとき、50歳くらいの男性で、スポーツクラブで心筋梗塞を発症し倒れた患者様が来られました。ちょうど倒れられたその場で、心臓マッサージをしてくれた方がいたり、救急隊がAEDをして、私が診たときには心臓は動いていましたが、そうした緊急性のある患者様が元気になって無事に帰宅される姿や、喜びのお声を聴くと本当にやりがいを感じますね。ただ、子どもが生まれて自分のライフスタイルや働き方を考えた際に、当直のある病院勤務は難しく、環境や年齢に左右されず、長く地域医療に貢献していきたいと思いました。そして「どのようなクリニックにしたいか」と考えを掘り下げ、この地域で開院を決意しました。
基本的には地域の方のニーズに合わせて柔軟な診療をしていきたいと思っています。冬の時期はインフルエンザが流行るので、時間を区切って夕方に発熱外来の時間を設けています。そうして、地域の方が受診しやすいようなクリニックに育てていきたいですね。スーパーマーケットに行くくらいの感覚で、当院にもお気軽にご相談に来ていただければと思います。基本的には予約制ですが、予約がなくても診させていただいています。当院は2023年11月に開院したところで、ここに出来たとは気付かれていない方もまだまだ多いので、これからゆっくり地域の方に認知していただけたらと思っています。地域の皆様、どうぞよろしくお願いします。
※上記記事は2023年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
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