石川 活好 院長(石川歯科医院)のインタビュー

石川歯科医院 石川 活好 院長

石川歯科医院 石川 活好 院長 KATSUYOSHI ISHIKAWA

神奈川県横浜市出身。大学を卒業後、神奈川県内の歯科医院などで研鑽を積み、1989年に石川歯科医院を開院。

医療関係に進みたいという想いから歯科医に

小さいころから漠然と医療関係に進みたいなと思っていました。ただ、家族や親戚に医療関係の仕事に就いていた人が誰もいなかったので、それこそマンガやドラマのイメージ。私の年代だとアメリカのドラマ『ベン・ケーシー』とか、そういったイメージに憧れを持っていました。もちろん実際に大学に進んでみたら、そういったイメージとはちょっと違うなと感じることが多々あったんですが、自分が進むべき道が具体的にはっきりとしていくなかで目標を見つけ、やりがいを感じるようになっていったところもありますね。大学を卒業して3年ほどが経ったときに独立。1989年にこの石川歯科医院を開院しました。当時はバブルの真っ最中で、なかなかいい物件がなかったんですよ。偶然、通りかかったこの場所にテナント募集の張り紙を見つけたのがきっかけでした。でも、そこで30年以上。ご縁があったんだなと思います。

近隣病院としっかりと連携!

当院は地域に密着した歯科医院です。昔はあれもこれも、といったふうにいろいろと手を広げた時期もありましたが、今は自分のできる範囲の治療をしっかりと提供する、というスタンスです。近隣の大きな病院の口腔外科の先生方と連携をしながら、自分の対応すべき治療をきっちりやる、という感じでしょうか。それぞれに専門のエキスパートの先生がいますから、そういった先生方としっかりと連携を取れる状態を作るのが、私のような町の歯医者さんの役目なんじゃないのかなと思っています。歯の治療に来た方のバセドウ病や糖尿病を見つけたこともありますね。入口じゃないですが、皆さんが困ったときに頼りにしてもらえる、かかりつけ医のような存在でいたいなと思っていますね。

治療の前後で写真を撮るのも特徴

赤ちゃんから100歳近い方まで、患者さまの年齢層は幅広いですね。この場所に開院して30年以上ですから、それこそ4代にわたって治療にいらっしゃる方も。治療の際には、まずお話を聞くこと。聞かないと始まりませんから。簡単には話してくれないこともありますが、何度もやり取りをして最後には心を開いてもらえるように心がけています。治療法に関しても、決めつけて言わないように意識しています。本当は違うと思いながらも従ってしまう患者さまもいらっしゃいますから。また、当院では、治療の前後でしっかりと説明できるよう写真を撮っているのも特徴です。治りましたよ、と鏡を手渡されてもよく分からない方もいらっしゃいますので、治療前と後、写真で説明できるよう記録を取っています。治療前にはレントゲンを見せながら、ここがこうなっているからこういう治療をしますよ、といった形でも説明を行っています。


積極的に健康になろうと思ってほしい

小児発達不全と機能低下症というものが近年、保険診療に入ることになりました。それはどういうことかというと、むし歯や歯周病の治療から始まり、そこから予防まで、というのは今までもあったかと思いますが、要は小さい子が育っていくうえで、「食べる機能」、「話す機能」、「その他」の機能が発達、機能獲得できていない場合に、指示・訓練することも保険診療になりますよ、ということなんですね。高齢になって、機能が落ちてくるものを緩やかにさせる、というのも同様です。今まで治療や予防主体だったもののなかに、人の持っている能力を発達させたり、減少をゆるやかにさせたりする、という観点が出てきたので、当院でもそういった治療はできる限りやっていこうと思っています。皆さんの健康の質に歯科からも新たなアプローチができるのでは、と考えています。

地域の方へメッセージ

地域の方には、ぜひとも積極的に健康になろうと思っていただきたいですね。健康に無頓着でいると機能は衰えていく一方ですから、少しでも意識してもらえたらうれしいですし、当院でもそのお手伝いができればと思っています。

※上記記事は2024年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

石川歯科医院 石川 活好 院長

石川歯科医院石川 活好 院長 KATSUYOSHI ISHIKAWA

石川歯科医院 石川 活好 院長 KATSUYOSHI ISHIKAWA

  • 出身地: 神奈川県横浜市
  • 好きな映画: アクション映画
  • 好きな言葉: 過去や未来にとらわれず今を生きるという意味の「正念」
  • 好きな場所: 家

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