小野 京 院長（三保歯科)のインタビュー

両親に影響を受け、迷わず歯科医師の道へ

両親ともに歯科医という家庭で育ったことから、自分にとって身近な職業が歯科医でした。父と母はそれぞれ自分のクリニックで診察を行っていましたが、私は幼いころから母の跡を継ぎたいと自然と思っていました。そのため迷わず歯学部へ進学し、卒業後は鶴見大学附属病院の保存科にて歯内療法、特に根管治療を専門にしていました。
ちょうど大学病院で10年ほど研鑽を積んできた頃、母から院長を引き継いでもらえないかという話があったことをきっかけに、令和4年4月より、私が院長を引き継ぐことになりました。

専門である歯内療法対応のために大学病院に近い設備を整備

母の代から長く通っていただいている患者様も多くいらっしゃいますし、私が院長になってからはお子さんやファミリー層の方に受診いただくことが増えました。むし歯の治療や歯槽膿漏の治療などの歯科分野、抜歯などの歯科口腔外科、さらには小児歯科まで対応しています。このように幅広く診察をしつつ、大学病院で10年間務めた経験と知識を活かして、歯内療法にも力を入れていきたいと考えています。実際にクリニックに通われている患者様の中にも歯内療法が必要な患者様も多く、歯内療法をここで行う必要性を感じました。
そこで、歯科用CTや歯周病治療に欠かせない口腔内カメラ、根管治療で必要となるマイクロスコープを導入しました。
大学病院まで行かずとも、身近な歯科医院で大学病院と同様の治療を受けていただけるように設備を整えてお待ちしています。

患者様の立場にたって治療方針を検討

どのような治療をするか検討するにあたり、患者様が自分または家族だったらどうするだろうという視点を持ち、考えるようにしています。さらに、患者様にしっかりと治療内容についてご理解、ご納得いただけるように丁寧に説明をすることを心がけ、お話の最後には必ず「質問はありませんか？」とお声がけしています。というのも、モニターなども使い丁寧に説明しているつもりでも、患者様にうまく伝わっていないケースもあるからです。
患者様の中には質問したら悪いのではないかと遠慮をされる方もいるのですが、私は状況や状態、治療について理解いただきたいと思っていますので、気になることは是非質問してください。しっかりとご理解いただけるように、しっかりとお話させていただきます。

かかりつけ医による定期的なチェックが重要

症状によって治療方針を決めるのはもちろんなのですが、ご家族の方の口の様子を知っていることや口の中の経過がわかっていれば、治療の選択肢が増えてくると思っています。
例えば、当院の患者様には親子代々で通っていただいている方も多くいらっしゃることから、ご家族のお口の中の傾向が見えてくるため事前の対策や早めのケアがご提案できることがあります。また、継続して見せていただいている患者様であれば症状が出た経過も見えてくるので、治療の提案も幅広くできると思います。だからこそ、皆様に是非かかりつけ医を持っていただきたいのです。
そうすることで、痛い思いをすることも少なくなりますし、予防により防ぐことができるからです。
もし、まだかかりつけ医が決まっていらっしゃらないようでしたら、まず当院でお口の中をチェックしてみませんか？これまでの経験や知識を活用し、患者様に合わせた最適なケアや治療をご提案させていただきます。

これからも地域に貢献していきたい

お口の健康を保つためには、歯科医院に定期的に来ていただくことがとても大事だと考えています。
そのため当院では、土曜日午後の診察や遅い時間まで診療を行う日を設けるなど日程の選択肢が少しでも増えるようにしていますし、
再診の方だけでなく初診の方もインターネットで予約いただけるようにするなど予約のしやすさにも力を入れています。
三保歯科は母が開院してから、もうすぐ30年を迎えます。母から代は変わりましたが、地域の皆様のお口の健康をサポートしていきたいと思っています。お口のお困りごとがありましたら、気軽にご相談ください。

※上記記事は2024年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。