小池 香織 院長（大倉山こいし・こども矯正歯科)のインタビュー

卒園式での宣言通り、歯科医の道へ

幼いころから甘いものが大好きでした。両親が忙しかったこともあり、私は祖母に好きなだけ甘いものを食べさせてもらっていた結果、保育園時代は虫歯だらけでした。そのため週末には歯医者に通う生活だったのですが、それをきっかけに歯医者さんに憧れるように。卒園式では将来は歯医者さんになりますと、宣言していたのです(笑)。その後、宣言通り鶴見大学歯学部に進学しました。子供のころからの歯に対する疑問や治療のことがわかり、とても楽しく学ぶことができました。卒業後は千葉にある病院で研修医や医科麻酔研修医なども経験してから本院のアルカディア歯科に就職、今は分院であるこちらで院長をしています。

大人の歯を知るからこそ、子どもから正しいケアをしたいと専用歯科を開院

歯を失うということは、思っているよりショックが大きいのだということをアルカディア歯科で患者様を診ていて知りました。年配の方でも歯が無くなってしまうと、ガクッと元気がなくなってしまう。だからこそ、そういった状態にならないようにケアが必要なわけです。大人の方であれば、歯の健康を損なうような生活習慣だとわかっていてもなかなか変えられないということもあると思います。でも子どもの時から正しいケアができれば、大人になってから口の健康で困ることはないはずです。正しいケアを知っていただきたい、伝えていきたい、そして正しい習慣を身に着けてほしい、そういった理事長の想いからこの医院ができあがりました。

歯医者さんに行くのが楽しくなる、おしゃれな空間

内装を考えていく際にお子さんが楽しく診察や治療を受けられるようにというのはもちろんですが、一緒に来ていただく保護者の方も心地よい空間になることを意識しました。当院は、診察に使うための3種類の空間を用意しています。小さいお子さんが膝の上に座ったまま診察を受けられる空間、ベッドで寝そべってリラックスして診察できる空間、天井の動画を見ながら治療ができるシートがある空間です。そして、その日診察する場所はお子さんに選んでいただいています。そうすることで、歯医者さんが怖いところではないと思ってもらうことができますし、また行きたい場所になっていくようです。お子さんはもちろん、保護者の方の歯医者へのハードルを下げることができるように心がけています。

0歳からの正しいケアで、お口の健康を守りたい

何歳から歯医者に通えばいいですか？とよく聞かれるのですが、当院では1本でも歯が生えてきたら0歳から大丈夫なので是非来てください、とお伝えしています。実は、授乳方法や離乳食の与え方もお子さんの歯並びやかみ合わせに影響することがわかってきています。私達は多くの患者様の治療をしてきたからこそわかる経験と知識から、0歳からできる予防歯科のポイントをできるだけ多くの方にお伝えしていきたいと思っています。生涯のお口の健康については、生まれたときから始まっているといっても過言ではありません。早くから正しいケアをしていきましょう。当院には管理栄養士もいますし、私も含め子育て経験豊富なメンバーが揃っていますので、離乳食についてなど子育てについての悩みも含めて気軽にご相談ください。

イベントなどへの参加からでも、一度当院にお越しください

歯医者を嫌がるお子さんやまだどこの歯科で診てもらおうか悩んでいる保護者様がいらっしゃれば、是非一度当院にお越しください。キッズスペースで遊びながら診察やフッ素を塗ったりもできますし、必ずできたことを褒めるような声がけをするなど、楽しい気持ちでお子さんにも保護者の方にも帰っていただけるように努めています。定期的に「お口育てイベント」を行っており、いきなり診察ではなく参加していただけるイベントなどもありますので、お問い合わせいただければと思います。歯医者さんを好きになってもらい、生涯お口の健康を保っていただけるよう、お手伝いさせていただきます。

※上記記事は2024年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。