いけたに歯科 池谷 完治 院長 KANJI IKETANI
神奈川県横浜市出身。1991年に「いけたに歯科」を開院。日本補綴歯科学会会員・専門医、日本口腔インプラント学会会員・専修医(東急新横浜線 綱島駅より徒歩約12分ほか)
神奈川県横浜市出身。1991年に「いけたに歯科」を開院。日本補綴歯科学会会員・専門医、日本口腔インプラント学会会員・専修医(東急新横浜線 綱島駅より徒歩約12分ほか)
「いけたに歯科」を開院したのは、平成3年。当時、大学に残って補綴(ほてつ:歯がかけたり、むし歯になったり、歯がなくなってしまったときに入れ歯や差し歯で補う歯科治療)の勉強をする専門医だった私は、父が所有していた土地に家を建て、クリニックは別の場所で、と考えていました。しかし、当時の私の恩師である教授が「腕があれば場所は関係ない」と後押ししてくれたこともあり、現在の地で開業することに決めました。ちょっと駅から距離がありますが、今も遠くから患者さんにいらしていただいていて、ありがたいことだなと感謝しています。
私は、補綴の専門医(日本補綴歯科学会認定)であると同時に、インプラントの専修医(日本口腔インプラント学会認定)でもあります。私が学生時代には、インプラントという技術はなかったですから、開業後に大学に戻って勉強を重ねて専修医の資格を取得しました。インプラントを学んだのは、例えば歯がないところをどう治療するかと考えたときに、補綴しか学んでいなければ患者さんに提供できる選択肢が少なくなってしまう。本来であれば、インプラントという方法もあるのに自分のスキルがないために、患者さんの選択肢を狭めてしまうのは歯科医としてはどうなんだろうと思ったからです。1人の歯科医が全部のことをするのは無理ですが、ある程度自分の専門分野に関わる部分で身につけられるスキルがあるなら身につけたい、という気持ちが強かったように思います。
私が患者さんに向き合うときに大切にしているのは、一人一人のパーソナリティやエイジングを踏まえたオーダーメイドの診察をすることです。歯科医と患者さんにも相性があると思いますから、ご自分と考えの合うお付き合いしやすい先生を見つけてもらいたいなと思っています。
当院では「生涯かかりつけ医宣言」を実践しています。歯だけでなく口内環境をよくすることが健康を維持するために大切なことだと、最近ではテレビなどでも取り上げられるようになってきました。当院は開院から30年以上。当然私より高齢の患者さんが多いものですから、いつかは通えなくなるときがくるわけです。治療後のメンテナンスはもちろんですが、通院が困難になった患者さんには訪問診療にて対応しています。今は、毎週水曜日。ひと月に10件ほど、訪問診療に出かけています。先日も102歳のおばあちゃんの治療に行ってきました。最後までしっかりと生涯かかりつけ医として歯科治療に向き合いたいと考えています。
歯科医としての地域貢献はもちろんですが、組合理事長として新綱島駅前地区市街地再開発にも尽力しています。2つの再開発ビルは完成しましたが、今後さらに新綱島駅を中心にに地域が発展していくだろうと考えています。
まずは、新綱島駅の上にできた新綱島スクエアです。この3階のメディパークには娘夫婦2人が「綱島デンタルクリニック歯科・矯正歯科」を開院しました。私もアドバイザーを務めていますが、娘は審美歯科、院長は矯正とエキスパート2人の強みを生かしたクリニックです。新綱島スクエアの隣には、商業施設フロアのある12階建ての「新水ビル」や「ピットテラス」も2024年春にopen予定です。綱島街道から鶴見よりの東側は、このあともさらに発展していくと思いますので、私もできる限り力を貸していきたいと考えています。
※上記記事は2024年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
※新規登録またはログインすることにより、港北区.jpの利用規約、およびプライバシーポリシーに同意したことになります。