中村 誠 院長（中村歯科クリニック)のインタビュー

会社役員だった父の助言もあり歯科医の道へ

もともと理系選択はしていたものの、大学への進学にあたってどうしようか悩んでいました。そんな時、父が「組織より、個人の技術を身につけて働いていくほうが合っているのではないか」というアドバイスをくれました。会社役員である父のアドバイスには説得力があり、色々と悩みましたが歯科医を目指すことに決めたのです。大学の同級生は親族が歯科医という人も多く、事前に歯科について何も知らずに入学した自分は本当にゼロからの勉強でした。その分全力で向き合い、技術向上のための努力は惜しまず必死に腕を磨きました。

地域の皆様に貢献したいと開業

大学卒業、医局で5年間勤務したのち、当クリニックを開業しました。開業地を探していた時に、日吉のこの地を業者の方から紹介していただきました。当時このエリアは歯科医院が少なく、それであればこの地域の皆様のお役に立つことができるのではないかと考え選んだのです。気が付けば開業して、36年になりました。長く通っていただいている患者様も多いですし、親子で来ていただいている患者様も多く、この場所に開業して本当によかったと思っています。

治すだけではなく、生活を豊かにする治療をしていきたい

私は患者様の歯を単純に治すだけではなく、治すことで美味しくご飯を食べてほしい、お口のことを気にせずに快適な毎日を過ごしてほしいという想いで治療にあたっています。お口の中を治療することで、生活の質があがり、生き方が豊かになり、毎日を楽しく過ごすためのお手伝いをしたいという気持ちで、歯科医を続けています。だからこそ、患者様としっかりと向き合い、それぞれの方の性格や考え方に寄り添いながら治療の提案をしています。

安心して何でも相談できる、信頼される存在に

実は口の中のトラブルだと思っていても、他の病気が原因ということもあります。何科を受診したらいいのかわからない、と相談いただくケースも多いです。これまでの経験から原因を探り、当クリニックで対応できない場合には、最適と考える総合病院や別の病院へご紹介しています。今あるトラブルを解決するためにできることは何だろうと考え、その道すじを示せるように努めています。また、何か気になることがあってこられた患者様には、特に治療をするようなトラブルが見受けられない場合であっても「もう来なくても大丈夫ですよ」とは言わず、「1週間後にまた診させてください」とお伝えするようにしています。なぜなら、時間の経過によって当初はわからなかった原因がわかることがあるからです。大丈夫と言われても、その症状を感じられているのは患者様なので、できるだけその気持ちに寄り添い解決の糸口を見つけていこうと思っています。

皆様の生涯パートナークリニックでありたい

地域の皆様のお役に立ちたい、という気持ちでこの場所で開業して本当によかったと思っています。繁華街のクリニックだと患者様の数も多く、なかなか1人1人の患者様との関係性を作っていくことは難しいかもしれません。その点私のクリニックは静かな場所にあることから患者様としっかり向き合い、関係性を作りながら治療をしていくことができているのではないかと思っています。こうした想いをスタッフとも共有し、地域の皆様の生涯パートナークリニックとして信頼いただけるようこれからも尽力して参ります。お口のことで気になることがあれば、まずは一度ご相談いただければと思います。

※上記記事は2024年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。