佐藤 留美子 歯科医師・院長（オリーブ歯科医院)のインタビュー

歯科医師の母を身近に育ち「手に職をつけ働いて生きたい」と歯科医師の道へ

母が歯科医師として開業していましたので「歯医者さん」を身近に見て育ちました。子どもの頃は、歯科医師を目指していたわけではなかったのですが、漠然と母の姿をかっこいいと感じていました。そこで大学進学の際に、長く働いていける仕事として手に職をつけるために歯科医師の道を歩もうと決心しました。大学卒業後は大学病院歯科口腔外科で一般歯科と口腔外科を学び、立川共済病院歯科口腔外科と開業医のもと約8年間勤務医として経験を積みました。そして、2009年に生まれ育った綱島で開院しました。

地域に密着して落ち着いて治療に取り組めるペースが合っている

「開院するなら慣れ親しんだ綱島で」と思っていましたが、綱島駅近周辺の賑やかな場所ではなく、駅から離れた静かな場所は私に合っていると感じます。患者様に対して、時間的にゆとりをもって治療ができますし、患者様にとってもゆったりした気持ちで治療に向き合っていただけると思います。来院してくださった方お一人おひとりと誠実に向き合いたいので、落ち着いて治療に取り組める今のペースを大事にしたいですね。

患者様との長いお付き合いの中で信頼していただける嬉しさ

患者様と日々向き合う中で、もちろん悩むことや課題を感じることもありますが、まずはお話をじっくり聞き、選択肢をわかりやすく説明・提案した上で、患者様自身が納得して治療を進められるように心がけています。生まれ育った綱島で開業していることもあり、お一人おひとりと長いお付き合いになることが多く、そんな長い時間をかけて患者様が信頼して通ってくださるのは大変嬉しく、励みになっています。

患者様のお声が原動力に

長い間、歯科医師をしていると、患者様のお声が仕事の原動力に繋がることがあります。先日、いらっしゃった患者様が「仙台に引っ越しすることになったのですが、通えるものなら今後も通いたいです」と話してくださり、日々の苦労が吹き飛ぶ瞬間がありました。また、先日は小さいころに来院してくれた子が学生さんになり、大学生になって来てくれて、「忙しくて間が空いてしまい、来づらくなってしまったけれど、ここに来たいと思って来ました！」と言ってくれて本当に嬉しかったですね。よく「間が空くと行きにくい」というお声を聞くのですが、どれだけ期間が空いても、思い出して久しぶりにお顔を見せてくださったら、歯科医師としてはやっぱり嬉しいですから。その逆に、元々通っていた歯科医院へ一時的に都合で通えなくなり、当院に通ってくださっているとしても、「また元の歯科医院に行けるようになれば戻ってもいいからね。きっと先生も喜ばれると思います」とお伝えしたこともあります（笑）。

 まずはお気軽にご相談ください

歯科医院に苦手意識のある方も、緊張して医師に話せない方でも、まずは気軽に話すつもりでいらしてください。お話を伺った後は、基本的に保険内診療でご希望があれば保険外診療も含めた選択肢をご提案します。最終的に決めていただくのは患者様ですから、どんな小さな気になることでも、まずはご相談ください。しっかりカウンセリングをして、納得していただいた上で治療の方針を立てて進めていけたらと思っています。これからも生まれ育った場所で、日々研鑽しながら懸命に取り組んで参ります。

※上記記事は2024年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。