綱島さがわ歯科 佐川 信正 院長 NOBUMASA SAGAWA
歯科大学卒業。医療法人に勤務後、2015年に『網島さがわ歯科』を開院(東急東横線「綱島駅」から徒歩10秒)。米国インディアナ大学歯学部フェロー。ドイツ口腔インプラント学会エキスパート(指導医)
歯科大学卒業。医療法人に勤務後、2015年に『網島さがわ歯科』を開院(東急東横線「綱島駅」から徒歩10秒)。米国インディアナ大学歯学部フェロー。ドイツ口腔インプラント学会エキスパート(指導医)
両親の勧めもあり、小さな頃は伝記をよく読んでいました。その中で私のハートを射止めたのが野口英世の伝記だったのです。彼に憧れ、医学の世界に向かい、人類を救うような研究のようなことができればと思っていました。それが高校生になり、医学の中でも歯の世界に目を向けるようになったのは、友人のお父さんの影響です。小中高と一緒だった仲のいい友人のお父さんは歯医者さんでした。その歯科医師のお父さんから色々と話を聞き、痛い歯を治してあげたり、歯並びをきれいにしてあげることはすごくいい仕事と思うようになり、この道を志すようになったのです。
大学卒業後は医療法人に勤務医として勤め、新宿の新しい医院の立ち上げにも携わってきました。その経験を生かし、2015年に開設したのが『網島さがわ歯科』です。院内に階段がある光景は珍しいですよね。入り口はそんなに広くないものですから、皆さん「狭いのかな」と思われるようですが、二階に上がると思った以上に広く、一様に驚かれます(笑)。
駅前という立地もあり、患者さんは時間帯によって変わってきますが、午前中はご高齢の方が中心です。夕方になりますと周辺に勤務されている方はもちろんですが、近くの慶應大学の学生さんや先生方が目立ちます。それから、外国籍の方が多いのも特徴ですね。開業した際は、「親子三世代を診ていきたい」という希望を持っていました。まずお子さんがいらして、ご両親がいらして、おじいちゃん、おばあちゃんがいらして、という風に。開院から10年近くが経ち、目標が叶ったと言いましょうか、街の歯科医院になれてきたと思っています。
歯医者さんについて、「怖い」「痛い」といったマイナスなイメージをお持ちの方は少なくないと思われます。そのイメージを払拭できるよう、内装もあたたかみのあるものにして、個室や区分けされた半個室型の診療室を整備し、患者さんができるだけリラックスして診療を受けていただけるよう配慮しています。
もう1つ、歯医者さんのイメージとしてあるのが、「何をされてるのか、わからない」という疑問です。私としては、それを明確にして差し上げたいと思い、各診療室にはモニターを配置し、レントゲンやCTの画像・TVをご覧いただけるようになっています。また、治療の内容をアニメーションで解説してくれるソフトも導入しており、患者さんの理解を深めることに一役買ってくれています。今日、何をしたのか。これから、どうなっていくのか。それがわかることで、ずいぶん違ってくると思うのです。十分に治療を理解していただき、その上で、提示させていただいた様々な選択肢から治療を選んでいただくようにしています。
歯を失った時に、しっかり噛めるようになるにはインプラントが非常に有用と考えられています。インプラントは歯を失ったあごの骨に人口の歯を埋め込む治療です。しかしながら、そのあごの骨(量)が何らかの理由で不足している場合は、施術ができないということになりますので、そんな患者さんのために骨を作る再生医療を勉強し、実際にインプラント治療に取り入れています。
私はドイツ口腔インプラント学会エキスパート(指導医)であり、他にも様々な学会や勉強会に籍を置いています。どの分野もそうだと思いますが、積極的に外に情報を取りにいかなければ、知識はそこで止まってしまう。井の中の蛙になってしまうんですね。それを避けるために、様々な場所で研鑽を深めることが重要と考えています。
この地は、私にとって元々の地元というわけではありません。知り合いも誰もいないところから始めましたので、横のつながりを得たいと思い、地域の異業種の人同士の集まりにも参加させていただいています。歯医者さん同士ですと、やはり決まった話になることが多いのですが、違う職業の人たちの集まりにいますと、自然と視野も広がってきます。今後も内に外に目を向け、自分自身をアップデートさせていきたいと考えています。
歯をきれいに、というご希望はよく伺いますね。1つがホワイトニングで、結婚式を控えた方や、直接的に「歯を白くしてモテたい」といった男の子など(笑)、様々な希望を持って施術に臨まれています。きれいになることで、それを維持しようと思う心も生まれます。実際に「歯医者さん、全然行ってなかった」という方も、ホワイトニングやセラミックの治療を受け、定期的に検診にいらしてくださっています。
マウスピース型矯正も、まずきれいさを求めて希望される方が多い分野です。「歯並びをきれいにしたいけども、金具を付けるのは……」といった方のニーズが多いですね。マウスピース型矯正で用いるものに、口腔内の写真を撮影・加工できるアイテロという機器があります。この機器はズームアップや様々な角度からお口の状況を見れることに加え、矯正後の未来像を具体的にご覧いただくこともできます。初めてご覧になる方も多く、イメージがしやすいと多くの人に好評いただいています。患者さんに最新の医療を提供できるよう、今後も努力を続けてまいります。
ぜひ、美容室感覚でいらしていただきたいです。痛くなかったとしても、何かが見つかるかもしれませんし、早期の治療につながる可能性もあります。歯みがきにしても、100パーセントできる方はなかなかいらっしゃいませんので、クリーニングでアシストしてもらうことも大切です。お口の中の健康を自ら守っていく。その習慣を身につけていただければと思います。
※上記記事は2024年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
※新規登録またはログインすることにより、港北区.jpの利用規約、およびプライバシーポリシーに同意したことになります。