荒谷 和弘 院長(あらや歯科医院)のインタビュー

あらや歯科医院 荒谷 和弘 院長

あらや歯科医院 荒谷 和弘 院長 KAZUHIRO ARAYA

東京都出身。鶴見大学歯学部卒業。1987年に、あらや歯科医院を開設。2022年に院内をリニューアル。

人の役に立ち感謝される仕事に

父も叔父も歯科医だったのもあって、小さいころに商店街に行くとお店の方がお客さんに「ありがとうございました」と言っているのがすごく不思議だったんですね。歯科含めて病院は患者さんが「ありがとうございました」と言ってくださるでしょう。人の役に立ち感謝される職業って素晴らしいなということに気づいたことが、自分もその道を目指すきかっけになったように思います。

この場所に開院して、2024年で37年になりました。父が川崎で開業していたこともあって、自分も開業するなら神奈川県内がいいなと。2022年には院内をリニューアル。壁紙と床を全面的に入れ替えました。開業当時から数えるとリニューアルは2度目でしたが、しばらくすると歯科医を目指して大学に通っている息子が戻ってくると思うので、それを見据えてというところもありましたね。

痛みを解消するのが歯科医の仕事

僕としては、やはり患者さんの痛みを解消するのが歯科医であり、歯科医院はペインクリニックだと思うんですね。痛みを訴えて来院される患者さんがほとんどですから、それを解消できないと信用できないでしょう。それを一番大切にしているので、基本的には予約制ですが、待っていただければ飛び込みでいらっしゃる患者さんも必ず診ます。痛いときに頼りになるというのが、患者さんにとっても安心だと思いますし、それは歯科医になったときから変わらないスタンスですね。以前、お世話になった先輩に「患者さん1人断るのは100人断るのと一緒だぞ」と言われたことがあったんです。その言葉が今も自分の原点かもしれません。

早い段階からインプラントを導入

1987年に開院し、1990年にはインプラントを導入しました。長年やっていますので、入れた本数も1500本を超えています。もともとは入れ歯が好きで専門にやっていたので、インプラントはその引き出しの一つとして始めましたが、最近は入れ歯の患者さんも減ってきましたね。予防に力を入れている方が多いのもありますが、僕の患者さんでも今は数人です。僕がインプラントを始めたころは、まだインプラントが珍しかった時代。当時は不具合があったり、設備を整えるのにメーカーの方がクリニックに来て指導したり、振り返るといろいろありましたね。当初、インプラントは整形外科医のための技術を応用したものだったんですよ。最初こそ講習会に出ただけ、設備を導入しただけでは取り扱うことができず、院内にオペ室がないとダメだったりしてね。大変でしたが、その経験が今患者さんの安心につながっているのかなと思っています。

治療は目を見ての挨拶から

長く通っていらっしゃる患者さんも多いので、高齢の方も増えてきました。最高齢は100歳だったかな。かかりつけ医でずっと通ってくださっていたので、後半は訪問診療で対応させていただいていました。ご家族で3代、4代にわたってという方もいらっしゃいますね。患者さんは皆さん不安だと思いますので、最初は必ず目を見て「こんにちは、お願いします」と言ってご挨拶するようにしています。目を見て話し始めるというのは、どんなときでも大事だと思いますから。

月水金は夜10時まで対応

僕は学校の歯科医も担当していますが、いわゆるホームドクター。地域の皆さんの歯科のかかりつけ医という位置づけで在りたいなと思っています。歯科医を目指したときの気持ちを忘れず、今後も患者さんに感謝していただけるような歯科医でいられるよう研鑽を続けていきたいですね。今も週に3日、月水金は夜10時まで診療を行っています。12年くらい前に始めたんですけど、今その時間帯の患者さんがすごく増えているので、夜間の時間帯も患者さんをフォローできるよう今後もできる限り続けていきたいですね。

※上記記事は2024年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

あらや歯科医院 荒谷 和弘 院長

あらや歯科医院荒谷 和弘 院長 KAZUHIRO ARAYA

あらや歯科医院 荒谷 和弘 院長 KAZUHIRO ARAYA

  • 出身地: 東京都
  • 趣味・特技: ゴルフ、旅行
  • よく読む本・愛読書: 時代小説
  • 好きな映画: ひまわり
  • 好きな言葉: 不言実行
  • 好きな音楽: サザンオールスターズ
  • 好きな場所: 海

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