渡辺祥広 キャプテン（ヨコハマスカッシュスタジアムSQ‐CUBE（エスキューブ）)のインタビュー

サークル活動をきっかけに、スカッシュに没頭

もともと、体育教師になりたいと日本体育大学へ進学しました。中学高校では野球部でキャッチャーをしていたのですが、その先輩に誘われてスカッシュサークルへ。なかなか練習できる場所がないスポーツなので、コートのあるスポーツクラブでアルバイトをはじめ、空き時間に練習をさせてもらっていました。当時、スポーツクラブに通っている年配の方と対戦することもあったのですが、全然勝てないんです(笑)。それもスカッシュにのめりこんだ理由の1つにありますね。スカッシュの奥深さと勝ちたい気持ちを追求していった結果、2年生でジャパンジュニア優勝（Ｕ19）、卒業時には全日本学生選手権で優勝しました。ただ、学生時代から全日本選手権にも出場をしていたのですが結果は出ず、当時の全日本チャンピオンのようになりたいとさらにスカッシュに没頭していったのです。

会社に所属後英国へ留学しさらなる高みを目指す

卒業後はスカッシュコートを持つ施設を運営する会社に2年勤務。その後、退職して前から行ってみたいと思っていた、スカッシュ発祥の国と言われているイギリスへ留学することにしたのです。半年の留学でしたが、改めてスカッシュの歴史やさらなる魅力に触れることができました。こうした経験を経て、1995年に初めて第24回全日本選手権で優勝し、そこから5連覇、さらには日本代表にも選出されるなどスカッシュ選手として濃厚な10年間を過ごしました。世界の壁は高さを感じ続けた時間でもありました。全日本で7回優勝、アジア競技大会ベスト８という成績を残し、33歳でプロ競技活動から引退しました。

スカッシュの魅力をもっと知ってほしい！とSQ‐CUBEをスタート

スカッシュの魅力を広めたいと思っても、実際にスカッシュをできる場所がとても限られています。そこで、スカッシュコートを作ることからはじめようと思い、場所を探し始めました。なかなか条件に合うものがなく苦労しましたが、複数コートを作れる広さがあり、駅から近く駐車場も確保できたことから工場の跡地であるこの場所にSQ‐CUBEをオープンすることに決めました。実際にSQ‐CUBEではスクールや面貸しを行っており、スカッシュを楽しんでもらっています。それ以外にも公益社団法人日本スカッシュ協会公認大会なども開催しており、無料で観戦することができます。日本選手だけでなく世界の高い技術を持つ選手たちの迫力あるプレーをお楽しみください。

オリンピック選手候補も輩出したスクールや面貸しで楽しめる

スカッシュという競技は1ゲーム11点先取で3ゲームマッチで行います。壁を使い、硬いボールをラケットで打ち点数を競っていくスポーツで、ラリーが続きやすくボール拾いもないので本当に誰もが楽しめるスポーツなんです。実際に、スクールに通ってくれている方も下は未就学児のお子さんからいらっしゃいます。28年のオリンピックでもおそらく日本代表として活躍してくれるであろう、現在の日本選手権の男女のチャンピオンは実は当スクールの出身で、未就学児や小学生の頃からレッスンを受けていたんです。楽しむだけでなく、プロとして活躍する選手がでてくれていることを本当に嬉しく思っています。現在も大学生のサークル活動などで利用いただいていますが、面貸しもしていますので、過去にスカッシュをしていて久しぶりにやってみたいというような方も気軽に予約していただければと思います。

今注目されるスカッシュを是非一度体験してみてください

スカッシュは本当に奥深く、誰もが楽しめるスポーツです。短い時間で全身運動ができ、その運動量の大きさも魅力の1つです。少しでもスカッシュに興味を持っていただいた方は、是非体験レッスンにお越しください。当スクールには技術の高さはもちろん、スカッシュの魅力を知り尽くした多くのインストラクターが揃っていますし、レッスン日程もご希望に合わせて調整することができます。ラケットなどはレンタルがありますので、予約当日は動きやすい服装でお越しいただければ大丈夫です。是非一度スカッシュというスポーツを楽しんでみてください。お待ちしています。

※上記記事は2024年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。