マナ・モリヤ岡崎 主宰(ラニカイフラスタジオ 日吉本校)のインタビュー

ラニカイフラスタジオ 日吉本校 マナ・モリヤ岡崎 主宰

ラニカイフラスタジオ 日吉本校 マナ・モリヤ岡崎 主宰 MANA MORIYA OKAZAKI

3歳から日本舞踊、12歳からジャズ・モダンなどのダンスを始める。2000年ロミロミマッサージの資格取得。2002年にフラダンススタジオオープン。2011年「E Komo Mai」フラ・フェスティバル、ケイキ優勝、2013年「E Komo Mai」フラ・フェスティバル、ケイキ準優勝。2023年フラダンススタジオ20周年を迎える。

きっかけは日本舞踊を教えていた母からのすすめ

日本舞踊を教えていた母は、ハワイアンのレコードをよく息抜きに聞いていました。私にも「ハワイアンはいいわよ。やればいいのに」とずっと話してくれていました。結婚して、ふと肩の力を抜きたいなというタイミングで80代くらいまで踊れる踊りをしたいと思い、改めてやってみたのがフラダンスでした。とはいえ、当時は今のようにフラダンス教室がなくて、探すのも行くのも本当に大変でした。いざ見つけて習い始めてみたものの、当時は色々厳しく、子どもを連れてはいけないとか、お衣装も高額だったり、レッスンの振替ができなかったりと不便に感じるところが色々ありました。そこで、先生を目指しているわけではなく趣味だから、ハワイに行く度に、ハワイの先生に直接学べばいいと思い直したんです。

本場ハワイのフラダンスから文化や考え方の違いを吸収

ハワイで現地の先生にフラダンスを習いに行った時に、まずカルチャーショックを受けたのは、教室内で踊っているときに目の前で歩行器が横を通ったことでした(笑)。日本で習っていた時は「子ども連れはだめ」と言われていましたが、ハワイでは、子どもをはじめ色々な年代の女性がごく自然に過ごしていました。先生に聴いたら「それは当たり前のことでしょう?だって女性が結婚して子どもを産んで、またその子どもがここに来るように、年を重ねていくのはごく自然なことよ」と話してくれました。当時の日本のフラダンス教室は、細やかな制約が多く、私自身も出産など転機の度に継続を難しく感じていたので、のちに私もこういうフラダンス教室を開催したいと思いました。 

ハワイに通いながら娘のフラダンス教室で基礎を学び、コンペも出場

その後も、ハワイに通って踊りを学びつつ、娘が通う新橋にあるフラダンス教室でも様々な先生のレッスンを見て基礎を学びました。はじめは娘の習い事でしたが、ハワイでフラを習いながらロミロミマッサージをやっていたこともあり、「フラダンスを教えて欲しい」とお声がかかるようになりました。そうして2002年に自身のスタジオをオープンしました。子育て中、フラダンスを続けることを難しく感じた経験も、ハワイで習ったことも、娘と通ったフラダンス教室や自身のコンペの出場も含め全ての経験が、今のスタジオの在り方に活かされていると思います。

子ども、男性、目や耳の不自由な方も。「やってみたい」想いをサポート

うちは子ども連れレッスン参加OKで、小さなお子さんがいるママが参加できるクラスもあります。スタジオは、生まれたての赤ちゃんから歩き始めた子たち、またご高齢の方まで色々な年代の方の笑顔であふれています。赤ちゃんを抱っこやおんぶしながら踊るママたちや、出産直前まで来られる方まで、そのたくましさにびっくりすることがいっぱいあります(笑)。「無理しないでね」ともちろんお声がけしますが、みなさんレッスン帰りはリフレッシュしさらにお元気そうです。アレルギーの確認などみなさんに許可を頂いてからですが、お家に置いておくのが心配という方のためにワンちゃん連れもOKなんですよ(笑)男性からも問い合わせがあり、現在10名の方が通われています。マンツーマンになりますが、目や耳が不自由な方も数名レッスンしています。他では色々なところで断られたという方から「こちらでは習えませんか?」と問合せ頂いたことが始まりでした。私たちができることをお手伝いしながらレッスンや発表会でも工夫しながらやってきました。その方もずっと通ってくださっていますね。私たちが努力をしてできるのならば、「やってみたい」という想いをサポートしたいですね。「何かあれば、その時に考えよう」と試行錯誤、助け合いをしながらやってきました。私は、みんなで教室も子供も育てようね、とよく話しています。小さなお子さんも、自分の子どもじゃなくても、泣いていたら助けてあげようね、と。ハワイには、みんなで悲しみも苦しみ、喜びもシェアしましょうという「ALOHA」の文化があるように、スタジオもそうありたいと考えています。

人生の様々な転機に寄り添うスタジオへ自然な気持ちとタイミングで

たくさんフラダンススタジオがあるので、ぜひお気軽に体験していただいて、スタジオとの相性をご自身で判断していただけたらと思います。私がいいことばかりをお伝えして、ぜひ入ってくださいとはお伝えしていません。プレッシャーを感じることなく、その方の自然なお気持ちとタイミングで決めていただけるといいなと思います。私だけではなく、スタジオの生徒さんにも色々質問していただくことも大歓迎です。生徒さんは入られたタイミングに関係なく、みなさんが自然に助け合いながらレッスンを取り組まれているのでご安心ください。うちはレベルでクラスを分けていないので、新しく入られた方のサポートは私だけではなくて、長く習われている方が自然と手を差し伸べている様子もよく見られます。私自身もそうだったように、女性は出産や子育て、仕事や介護など様々な人生の転機がありますよね。どんな時でもご本人が通いやすいように工夫をしています。レッスンの振替もありますし、衣装も負担がないようみんなが気を遣うことなく貸し借りができるようにしています。一時的にお休みしないといけない時期があっても、ここはいつでも帰ってこられる場所だから、という気持ちでやっています。みなさんは学生時代の部活みたいな仲間とおっしゃっています。日吉以外にも川崎・港北ニュータウン・湘南・水戸と教室があります。地域でスタジオをやってきて22周年目を迎え、たくさんのご縁に恵まれていること、みなさんが協力しながら暖かいスタジオ作りをしてくださっていること、私たちが今、こうして生きて踊れていることに感謝しています。

 

※上記記事は2023年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

ラニカイフラスタジオ 日吉本校 マナ・モリヤ岡崎 主宰

ラニカイフラスタジオ 日吉本校マナ・モリヤ岡崎 主宰 MANA MORIYA OKAZAKI

ラニカイフラスタジオ 日吉本校 マナ・モリヤ岡崎 主宰 MANA MORIYA OKAZAKI

  • 出身地: 東京都
  • 趣味・特技: 日本舞踊
  • 好きな本: 推理小説
  • 好きな映画: トムクルーズが出演する作品は全部観ます!
  • 好きな言葉: 一生懸命
  • 好きな音楽: 毎年欠かさず松任谷由実、TUBEのコンサートに行きます。

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